TOP > ナカシマダの強み > 「技術力」

「技術力」

他業種・特別要求に対応できる技術力
ナカシマダのヘッダーやパーツフォーマーは、その精度が認められ、かつてヘッダー化が難しいとされてきた時計やパソコン、携帯電話、自動車、飛行機などの重要保安部品の生産にも多く使われています。それはナカシマダだから成し得た、新製品開発技術の賜物なのです。
新製品開発には、図面づくりの際に顧客ニーズをどれだけ盛り込めるかが問われます。その製品がどのように使われるのか、状況や環境など確認しながら設計に反映させていくのです。
 
例えば、自動車に使われるねじに求められる基本的な品質条件は、確実な締結と対振動性。パソコンや携帯電話では、さらなる小型化。航空業界ではステンレスからチタンへ素材の変更…。こうしたものを製造する設備(ヘッダーやパーツフォーマー)も変化しています。
 
ナカシマダでは、これまでさまざまな特別要求に応えてきました。業界を問わず、あらゆる業界に携わることで業界ごとの特徴を把握していること、またこれまでに膨大な金型設計開発の経験があること、それがナカシマダの最大の強みなのです。
 
●ヘッダーやパーツフォーマーの納入先例
業界 代表的な製品
航空機 機体リベット、特殊エンジンボルト
自動車 エンジンボルト、各種金属パーツ
建築・電器 鉄、非金属ボルト、パーツ
コンピューター 接点、コネクター、各種金属パーツ
携帯電話 接点、コネクター、極小ねじ
時計 リューズ、内部パーツ、極小ねじ
文房具 ボールペン、シャープペン部品
貴金属 ピアス、イアリング部品など
衣料品 デニム用リベット、ハイヒール芯など

一貫生産について

ナカシマダでは、製品を構成する部品の7割を自社生産し、品質を維持しています。

これは他に例がありません。

今昔の技術を融合した”ものづくり”現場
「きさげ」作業  
ナカシマダでは常に新しい技術の習得はもちろん、昔から伝わる古い技術も伝承し続けています。例えば、機械組立前の重要な「きさげ」作業(摺動面のすりあわせ)。人の手によって丹念に行うことで精度と耐久性を著しく高めることができ、内外から優れた評価をいただいています。
 
きさげ技術者が減少の一途をたどる現代にあって、ナカシマダでは、組立部門のスタッフだけでなく男性社員の多くが習得。部品加工においては果断なく先進設備を導入して加工精度を高めつつも、重要な工程であるきさげ工程においては、徹底して手仕事による仕上げを行ってきました。それは、オートメーション化が進んでもこれだけは譲れない、ものづくりの「魂」なのです。
 
また、マニュアルではできない、五感を研ぎ澄ました仕事も、ナカシマダのスタッフが培ってきた技術のひとつ。例えば、開発中の機械を作動させ「なんだか音が違う」と耳で、機械の不調を感じる。五感と経験を生かして、ものづくりに取り組んでいます。
 
昔の技術と今の技術を融合し、ベストな方法を編み出すものづくり。それが、ナカシマダの仕事なのです。

技術面における展望

ナカシマダのヘッダ、パーツフォーマー、そして金型開発の今後を語るうえでのキーワードは以下の3つに集約されます。
(1) 高精度、雛形状、難加工材への挑戦
(2) 機械・金型開発による製品アプリケーションの拡大
(3) 省エネ化、省力化の環境問題への具体的な取組み
  マイクロパーツor精密機器イメージ

機械カタログ 金型開発(技術面)

feature_strength01